Rojiura

東京で働くWEBデザイナーのブログ。デザイン(WEB・DTP)や日常の出来事を書いています。

My favorite thing「上村松園」

自分の好きな日本画家について。上村松園

 

美術系を学んで来た人なら知っている人は多いと思うが、

女性として初めて文化勲章を受章した京都の下京区(四条御幸町付近)出身の日本画家である。

 

 

もっと知りたい上村松園―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい上村松園―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 

 

明治大正昭和を通して生涯、「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵」、「真・善・美の極致に達した本格的な美人画」(いずれも松園のことば)を念願として女性を描き続けた。(wikipediaより引用。)

 

ちなみに、子と孫も有名な日本画家ですね。上村松篁上村淳之

 

上村松園を初めて知ったのは、昔京都の知恩寺の古本市にて。

たまたまふらふらと歩いていて作品集を見つけ、ぱらりと頁をめくり一目惚れした。

それまで日本画に特に興味があったわけでも無かったが、この方の作品にはとても惹きつけられたのである。

 

その要素としては上品さ、女性の表情の繊細さ…等色々あるが、特に画の「余白」に関して、素晴らしいと感じた。まさに「日本の美」や「日本のデザイン」といえるものであった。

(それが影響してなのかどうなのか、広告でも余白が美しいデザインが好きである。余白はとても大事。)

 

その美しさが感じられる「娘深雪」や「雪月花」などは本当に美しいので、是非機会あれば見てもらいたいな。(あと、異色の作品ではあるが女性の嫉妬を描いた棘々しい「焔」もおすすめ。)

 

が、ここまであれやこれや言っておいて、実は上村松園の実画というものは、まだ観たことが無い。( 上記の「焔」は上野の東京国立博物館に保存されているらしい。常設展示してくれたらなあ…と、思ったりしつつ。)

 

いずれどこかのタイミングで、観ることが出来たらええなあと思いつつ、今日も恋い焦がれる日々を過ごしている。